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ペット可の賃貸に住んでみて

-賃貸から気づく猫とのくらし方-

ペット可の賃貸に住んでみて

ペット可の賃貸ってたくさんありますよね。

猫と暮らしている私は家探しの必須条件になっています。

 

以前住んでいた賃貸はペットとの暮らしがしやすい、工夫が取り入れられた家でした。

『ペットと一緒に住んでいいですよー』

というのと

『ペットと一緒に住みやすい工夫がされていますよー』

というのとで、意味合いが全く違います。

 

ここではデザインについてではなく、住んでみてわかった、真似してみたくなる工夫をご紹介します。

費用を掛けずにできそうっていう気づきはこの3つ。

 

  1. ペットのトイレスペースがある
  2. 飛び出さないように玄関との間は開き戸
  3. ペット用収納

 

では、それぞれ写真とともにご紹介します。

 

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1.トイレ置き場

誰もが悩むトイレ置き場。

リビングだと臭いが気になるから…と、くつろぎの場を避けて洗面所や廊下に置きがちですよね。

ただ、それ用に間取りを設計していないため全然スッキリしません。

この賃貸ではトイレ用のくぼみが用意されていました。

 

これがすごく助かりました。

なんでもそれ用の場所は大切ですね。

また、工夫がもう一つ。

 

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この小さな段差です。

デザイン的には無くしたいのですが、この工夫のお陰でLD側にトイレの砂が多少出づらかったです。

小さい段差でもストッパーの効果があったことには驚きました。

 

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ちなみに、天井には効いているのかわからない、Panasonicのナノイー発生器がありました。

これ、少しは消臭に役立っていたのかなぁ。

結局、空気清浄機を置いてしまったので、効果はわからず。

 

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2.玄関ホールの出入り口が開き戸。

飼い主が帰ってくる音がするとお出迎えをしてくれます。

 

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ごく可愛いのですが、玄関を開けた時に外に飛び出してしまう可能性があります。

一度外に出てしまうと、新しい世界にパニックになり捕まえられなくなることもあると聞きました。

玄関前はドア必須ですね。

全くお出迎えできないのはかわいそうなので、ガラス入りの扉にすることをお勧めします。

 

ドアでもジャンプして開ける頭のいい猫ちゃんもいるので、鍵付きもありなのかなぁと思いましたが、

うちの子達は鈍臭いのでそこまでは必要なさそうです。

 

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3.ペット用収納

子供1人…とまではいかないですが、猫がいるだけで物が多くなります。

例えば、

トイレの砂、ご飯、おもちゃ、夏用のねこ鍋、お出かけ用のケース…

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これらが入る収納が飼い主の生活するための収納と別に必要になります。

一般的に賃貸って収納量が足りない感じしませんか?

そんな中、猫用収納なんて最初から作ってないと大変です。

この賃貸では、トイレ用のくぼみの上が収納になっています。

 

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ここにまとめられたのでスッキリでした。

ちなみに、猫はどこでも飛び乗ってしまいます。

猫が届かないところや、扉がある収納だと、イタズラ防止にもなっていいですね。

 

 

ペット可賃貸の工夫は以上です。

当たり前のことのようですが、どの位置にこれがあると便利か、という感覚はとても勉強になりました。

一度賃貸で試して、自分達の家づくりでも採用するか、考えてみるといいですね。

 

 

では、ここからは自分のくらし方的にはもっとこうだったらよかった、というポイントもご紹介します。

 

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①洗面所も開き戸がいい

2で書いたように、引戸は開けてしまいます。

この賃貸は玄関の横が洗面所になっていて、洗面所の戸が開いていると浴室から出た時に寒い…

閉めたと思っていたのですが、開いてしまっていることが多い私でして。

お風呂に入った時に聞こえるカリカリ音で気づくこともしばしば。

 

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結構頑張ってカリカリしてくれるので、お風呂の途中で一回出て追い出す。

開き戸だったらなかったのになーとよく思いました。

 

こちらは、どこまで猫が行き来できるように開放するか、ですのでご家族によりますね。

私は境界部分には開戸、その他は引き戸が良いと思いました。

 

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②空気清浄機の居場所がない

臭いは家族だと気付きづらいので、ペットと暮らす場合は空気清浄機が必要になると思います。

本当はすっきり隠しておきたいのですが、とにかく大きい。

スタイリッシュなものもありますが、高機能になるとなかなかないものです。

トイレのくぼみのように居場所があればいいですね。

 

③玄関にコート掛けが欲しい

猫はとにかく!毛が大変!

必ず服に付きます。

毛が取りやすいコロコロもありますが、基本的には付かないようにする方が合っていると思います。

コートとジャケット、カーディガンやセーター。

この辺りは玄関で脱いで猫と会うのがいいですね。

空気に舞っている毛もつくので空間を分けないとどうにもならない、、、

 

 

■まとめ

個人的な感想としては、賃貸に備えておく工夫としては十分されていて、非常に助かるお家でした。

これ以上を求めると、DIY可の賃貸か、持ち家になりそうですね。

また、その前に一番大切なのは、家族のルールです。

人間と猫との境界はどこにするのか、どんな設備を置くのかなど、、、

お家探しや家づくりの前にはよく話し合うことをお勧めします。

 

また、くらし方のお試しに賃貸はとても便利です。

ぜひ家づくりの前に色々な家に住んでみてください。

 

株式会社エクスナレッジから「猫のための家づくり」という本も出ていますので、参考にしてください。

 

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